2019年1月11日 新年会シーズンです。

最大規模の新年会、港区新年あいさつ交歓会でご挨拶@東京プリンス
港区政に関わる1000人のお客様に感謝を込めて、年末から考えていた言葉を頭に叩き込み臨んだ次第

平成31年 港区新年あいさつ交歓会 挨拶

皆様、あけましておめでとうございます。
皆様方におかれましては、希望に満ち溢れた新春をお迎えのことと、心よりお慶び申します。
また、日頃より、港区政への協働推進、港区議会におきましては多大なご理解とご協力をいただいておりますことに、心より感謝と御礼を申し上げます。

本年5月、新たな時代が始まります。
国民生活が「たいらかに成る」との願いが込められた平成の港区は、人口減少の課題と共に始まりました。
昨年は、平成8年に底を打った人口がプラス10万人を超えて25万7千人となり、港区ベイビーも3000人近く誕生するという人口回復を徴す年となりました。

合計特殊出生率の向上に伴い、子育ての悩みも多様化・急増しておりますが、昨年、厳粛に受け止めましたのは、(仮称)子ども家庭総合支援センターの事案であります。
子供たちの笑顔を守る、未来を繋ぐ最後の砦となる施設でありますが、マスコミなどでも取り上げられ、様々な観点からご意見もいただきました。

港区は、人口増の対応など新しい時代を迎える施策を、多分野においてブレることなく推進する必要があります。
今こそ、さらなる区民協働を礎とした施策推進の手法を確立するべきであります。
そのためにも港区議会は、行政との役割分担を明確にしながら、区民の代表たる存在意義をさらに発揮して参る所存であります。

また昨年は、後期高齢者が前期高齢者を上回るという転換点もございました。一人暮らしの高齢者は約8千人、百歳以上の高齢者は116人を数えております。
長寿の喜びを全世代で分かち合い、歳を重ねるほどに幸せと尊厳が溢れなくては真の長寿社会とは言えません。さらなる施策推進が必要です。

ミヤコにココロと書いて都心と読みます。これからの港区が目指すべきは、心豊かな都心、絆溢れる都心、日々の幸せを感じることのできる生活者の都心であります。
人口回復を果たしても、長寿を迎えられても、区民が幸せでなければ、中身を伴わないものとなります。
区民の幸せが礎にあるからこそ、まちづくり、教育、産業振興など、時代を先導する港区ならではの施策を推進することができるのであります。

我々区議会18期の任期もあと4カ月をきりました。本年も、我々は区民の幸せのもと全議員が結束し、新しい時代を見据えた議会活動を任期の最後までまっとうして参りますので、何卒、皆様のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

昨年末の天皇誕生日の記者会見において、天皇陛下は「平成が、戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」とのお言葉を述べられました。
港区が本年も、新しい時代も、平和と希望に満ち溢れた都心でありますよう、そして、港区に住む人、働く人、集う人、障害をお持ちの方、病と闘っている方、困難に直面している方、すべての人が希望の光に照らされ、幸せ満ちる一年となりますことを祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

平成31年1月11日
港区議会議長  池田こうじ
2019年1月11日 新年会シーズンです。