2019年3月21日 児童養護施設の子供たちの希望
本日は理事長を務める児童養護施設の卒園式
虐待をうけて家庭にいられなくなった子供たちが8割、家庭に恵まれない子供たちのケアは僕のライフワーク、これは港区政においても同じ、罪のない子供たちの命はとことん守らなくてはならない、ただただシンプルな話だ
児童養護施設は18になったら出て行かなくてはならない
(実はそこが大問題、社会に出てから後ろ盾がまったくないのだ)
今年の卒園生は5人、それぞれの道を歩む
幼稚園の時からいた子供もいるので何とも感無量
挨拶では、大泣きしながら話す子もいて、「ここまで育ててくれてありがとう、難しい時もずっと側にいてくれてありがとう、叱ってくれて嬉しかったことを今言いたい!」などとのピュアな言葉が続くのでこっちもうるうるし通し
「担当職員の◎◎さんは大嫌いな母親に似ていて本当に嫌だったけど、今は私に寄り添ってくれた◎◎さんが大好きです」などとの言葉には壮絶な思いでここに来たんだなあと目頭を熱くした。
写真は在園生の弟妹分からの花束贈呈、これもうるうる
面倒みる親がいないのなら、社会で育てる、みんなで育てる、社会とは暖かいものだ
僕の友達もたくさん来ていて、毎年成長を見守ってくれている、年々、いつのまにか、だんだん、増えている、いつのまにか、というのがいい
小学生の頃から知っている子供が卒園するので泣きじゃくっていた友人もいる
親との思い出がない子供たちは、施設にいる間どれだけ多くの社会の優しさ、大人の優しさに触れるのかがとても大事なことなのだ
港区に戻り、見上げれば桜
家の前のさくらもうっかり咲いた
咲くのが早いので、なだれのうっかり桜と呼んでます
子供たちが厳しい過去を乗り越えて、新しい幸せに満ち溢れますように
社会とは暖かいものだ、きっと大丈夫、優しさこそ地域を形作っているのだから
港区をもっともっと暖かい、心豊かな年にしたい