2018年11月10日 本日、母校への祝辞

2018年11月10日 本日、母校への祝辞
祝辞

港区議会議長の池田こうじでございます。
港区議会を代表いたしまして、お祝いを申し上げます。

生徒の皆様、関係者の皆様、六本木中学校開校20周年、誠におめでとうございます。

本校は、平成10年4月、城南中学校と三河台中学校の統合により誕生し、平成12年6月には、ひときわ輝く校舎がこの地に完成、教育目標には「自主」「勤勉」「共生」の理念を掲げ、この20年間、時代に相応しい教育環境をしっかりと築いてこられました。

これもひとえに、歴代校長、教職員、PTA、地域、関係者の皆様の、たゆまぬ、本校に対する暖かい思いの積み重ねによるものと、心より感謝を申し上げる次第であります。

さて、生徒の皆さん
本日は六本木中学校の20年の歩みをお祝いする、母校の成人式であります。
これまで築いきた伝統と個性が、さらにて自立・発展していく記念の日であります。

本校の伝統のひとつに、最上級生が歌う河口という合唱曲があります。
下級生はこの歌を歌う3年生に憧れ、やがて自分も誇り高く、この合唱曲を歌うという伝統であります。

本校校歌を作曲した団伊玖磨さんの作品であるこの組曲は、若い皆さんの姿に重なります。

一粒の雨からうまれた川が、うねりながら成長し、途中でダムにせき止められる場面は、若い皆さんの心の葛藤のように思えます。
そして、輝く活路を探し出し、再び、厚みを増しながら川は流れ、やがて河口から広い海へと流れるフィナーレは、困難や多くの出会いから成長し、世界へ羽ばたく皆さんの、きらめく未来そのものです。
今後とも、この合唱曲が、六中生の伝統として、歌い継がれていくことを願っております。

そして、皆さんにお父さん、お母さんの血が流れているように、六本木中学校には、城南中学校と三河台中学校、両校の伝統が息づいています。
これもまた本校の誇りであります。

それぞれの学校の魂とも言うべき、三つの校歌に、ただひとつ、共通して歌われている言葉があります。

「希望」という言葉です。

みやこはあかるく、「希望」にかがやく
ああ城南、まゆあげて、われらは励む

これは城南中学校の校歌です。

高く「希望」を求めつつ、登るよのぼる今日の日も
わがまなびやはこの台地、三河台中学校

これは三河台中学校の校歌です。

そして、皆さんの六本木中学校の校歌は、学校そのものが「希望」と歌われています。

六本木中学校 わが「希望」
六本木中学校 わが「希望」

皆さんこそ、われわれ港区の「希望」であります。

六中生として、誇り高く、力強く、3つの校歌が願う、わが「希望」を歩んでください。心から期待をしています。
 
結びにあたりまして、本日ご参会の皆様のご多幸とご健勝、そして六本木中学校が、これからも子供たちの わが「希望」により添い、この20年間の伝統を礎に、地域と共にさらに発展されますことを祈念申し上げ、区議会を代表しての祝辞といたします。

平成30年11月10日
港区議会議長 池田こうじ
 
  
いろいろな方がいろいろな角度から撮った写真をいただきました、感謝
子供たちが、これからも、わが希望に溢れておりますように