いけ!ログ

2023年3月4日|カテゴリー「いけ!ログ
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交通事故で亡くなった少年を機に作られる交通安全モニュメントの設立には最初から関わってきたが、予算委員会で2日間に渡る渾身の質疑。
最後はこう締めくくった。
「同級生たちはこの春小学校を卒業します。そしてこの交通安全モニュメントが残り、少年の記憶と共に、その未来を照していくのだと思います」
亡くなった少年のお父様は2日とも、設置を決めてくれた港区への感謝と子どもたちの安全を祈る強い思いを胸に傍聴にいらした。
答弁はどれも感銘受けるほど前向きな答弁
このモニュメントをどのように活用していくのか?という問いには、「全校、全生徒に知らせて行く」と力強く応えたので少年の命が全港区で再び宿ると思うと、不覚にもうるうるきた

ラジオ体操の話をしたら、夜になってお父様から最終日に行うスイカ割りの動画が送られてきた。蝉の声と笑い声、何年前の夏だろう?
僕も少年も映っていた。
この時にもらったスヌーピーのぬいぐるみとずっと一緒に寝ていたらしい。
あらためて悲しみが募り、2度とこんなことがあってはならないと強く決意した

長いけどまとめて掲載、動画がアップされたら答弁も聴けるので再掲載します
パネルはモニュメントと同級生のモザイク作り、事故現場と設置予想図

以下

2020年2月4日7時55分、東京都港区虎ノ門2丁目交差点で、小学校3年生だった麻布小学校のサッカー好きの生徒が交通事故で命を落としました。
あってはならないことです。2度と起こしてはならないことです。平成18年まで遡って調べてみましたが、児童の死亡事故という記録はありませんでした。
私は毎年夏、麻布小学校でラジオ体操のお兄さんをやっておりますが、その子も早起きしてラジオ体操を頑張る一人でした。
ご両親が中心となりPTAや交通安全協会の協力を得て周囲の光景が再開発で変わりゆく中、事故の記憶と、悲劇を繰り返さないという祈りを、祈願碑=交通モニュメントとして残したいという想いが募り、当初は困難であったが、慰霊碑ではなく、全ての子どもたちの安全を祈る祈願碑ということを港区に理解いただき、虎ノ門2丁目交差点に再開発によって新設される区立公園に設置されることが決まりました。
モニュメントの経費は全額クラウドファンディングで集められ、多くの賛同者を得てモニュメントはついに彼の卒業に合わせて、完成したのです。モザイクは同級生や保護者、サッカー仲間多くの子どもたちも参加し、祈りを込めて作られました。(僕も参加しました〜)
そこには
かしんとゆだんが事故を生む その
いっしゅんが大事だよ いつでも心にゆと
りをもって
という小学生にもわかるほとんどひらがなのメッセージが書かれています
その日のランドセルには給食のリクエストアンケートが入っていました
そこにはグラタンと大きな字が書かれていました
以来麻布小学校では少年の命日にグラタンを給食で食べています、胸が痛みますが、なんて心温まる話だと思います
同級生たちはこの春小学校を卒業します。そしてこの交通安全モニュメントが残り、少年の記憶と共に、その未来をを照していくのだと思います。
二度とこのような事故を起こさぬよう、全庁を貫き、一体となり子どもたちの安全教育をしっかり行なってほしい。

⑴港区の交通安全教育はどのように進めているか、
⑵その中で、この交通安全モニュメントを今後、交通安全教育にどのように活用していくのか
交通安全教材に写真をいれるとか、キャラ化して小学生のトートバッグに入れて安全のシンボルにしてもらうとかいろいろ知恵を絞って活用してほしい
⑶当初計画は本年公園が完成するはずだったが、よりだいぶ遅れているが、工事の進捗、モニュメントの設置時期についてお伺いする
⑷歩道上に道路を向いておくと聞いてる。モニュメントの周囲の環境をどう考えるのか、季節を感じられるような植栽など周囲と調和しながらもモニュメントが引き立つものとしてほしいがどうか
⑸モニュメントの管理は港区が責任を持って行ってほしいがどうか